「ここでいいの?」
私が前にいた白虎に聞くと、白虎は顔をふった。
「んじゃぁ、このへんで」
今は夜。
丁度満月で月明かりの綺麗な時間だ。
青竜を呼ぶのにもいい時間。
「我が主以外は離れていたほうがいい。危険だ」
白虎がそういったので、壱、フウ、サクラ、ラカ、クラウドは後ろへ10歩ほどさがった。
「じゃぁ、おねがいします」
私は白虎にペコリッとお辞儀をして石の上に座った。
白虎は手前の大きな石に動物の姿で立った。
その姿は美しく、勇ましかった。
そして、ぐるるるるる、と喉をならし低く空に唸った。
「空に憧れた少年と、空に飽いた空の神と、交わした古い約束。今はもう、昔のこと。あなたはその神との約束を覚えているのだろうか。その言葉は……」
白虎がそう唱えた瞬間、雷がなった。
「俺は雷を操る四神、白虎!!青竜を目覚めさせるために蘇った。今この言葉を聞いたのならば青竜よ、目覚めよ!!!」
その瞬間、私と白虎を囲むように、無数の雷が落ちた。
「ルウ!!!!」
という、皆の声がした。
なぜか体中が痛い。
雷が当たったわけでも何でもないのに。
顔をあげると白虎が人間の姿になって、驚いた顔になっていた。
「まさか……。そんな……」
私をみていうので、私は不思議に思って自分の手をみた。
そして、私がみたものは……。

