すると、シャンリンが馬車から降りて、近くにあった丸太に腰をかけた。
「ふふ、お兄さん。なかなかいい性格じゃない?名前は何っていうの?」
シャンリンは初対面の人と、フウ以外の男性にはこういう風に話すようにしてあるのか、よくシャンリンがこういう風に話しているのをみかけたことがある。
「俺は空風壱。前までは和国の第一王子だったが、今は暗殺者として活動している」
シャンリンはニヤァっと笑った。
「へぇ。暗殺者ねぇ。あたい、暗殺者って知ってるよ。一回狙われたことがあるからね」
私は驚いてシャンリンをみた。
暗殺者に狙われたって……。
「お師匠様、大丈夫だったんですか?よかったです。お師匠様、生きていて」
すると、シャンリンは私の頭を優しく撫でてくれた。
「まぁまぁ。ルウお嬢様。わたしのことを気遣ってくれているのですね。わたし、とっても感動です。でも、大丈夫ですよ。このわたしが暗殺者なんかにやられるわけないじゃないですか」
[なんかに]……。
私はシャンリンの強さを改めて実感した気がした。
「で?ルウお嬢様。ルウお嬢様の好きな人というのは、誰なんですか?」
………………………………。
「えへっ」
「笑っても誤魔化せませんよ。わたしと会わない間に色気付いてしまったんですか?」
い、色気!?
「いや、色気は……、ついてないけど……」
シャンリンがずいずいと近づいてくる。
「フウ坊ちゃんと同じように庶民の子なんですか?それとも、どこかの国の王子なんですか?」
こ、怖い……。
「い、いや、あの……」
シャンリンの顔が目の前にやってきた。
「わたし、そんなこと許した覚えはありませんよ。第一ルウお嬢様の好きな人など、わたしは許しません」
え、えっと……。
とりあえず……。
「逃げるが勝ちだぁー!!」
私はシャンリンを避け、ハヤトに飛び乗った。
腹を蹴ると、ハヤトは颯爽と駈けた。
私のあわてようを感じたのか、足が速い。
風が頬を冷たくさせる。
やっぱり、ハヤトは最高の駿馬だ。
「ふふ、お兄さん。なかなかいい性格じゃない?名前は何っていうの?」
シャンリンは初対面の人と、フウ以外の男性にはこういう風に話すようにしてあるのか、よくシャンリンがこういう風に話しているのをみかけたことがある。
「俺は空風壱。前までは和国の第一王子だったが、今は暗殺者として活動している」
シャンリンはニヤァっと笑った。
「へぇ。暗殺者ねぇ。あたい、暗殺者って知ってるよ。一回狙われたことがあるからね」
私は驚いてシャンリンをみた。
暗殺者に狙われたって……。
「お師匠様、大丈夫だったんですか?よかったです。お師匠様、生きていて」
すると、シャンリンは私の頭を優しく撫でてくれた。
「まぁまぁ。ルウお嬢様。わたしのことを気遣ってくれているのですね。わたし、とっても感動です。でも、大丈夫ですよ。このわたしが暗殺者なんかにやられるわけないじゃないですか」
[なんかに]……。
私はシャンリンの強さを改めて実感した気がした。
「で?ルウお嬢様。ルウお嬢様の好きな人というのは、誰なんですか?」
………………………………。
「えへっ」
「笑っても誤魔化せませんよ。わたしと会わない間に色気付いてしまったんですか?」
い、色気!?
「いや、色気は……、ついてないけど……」
シャンリンがずいずいと近づいてくる。
「フウ坊ちゃんと同じように庶民の子なんですか?それとも、どこかの国の王子なんですか?」
こ、怖い……。
「い、いや、あの……」
シャンリンの顔が目の前にやってきた。
「わたし、そんなこと許した覚えはありませんよ。第一ルウお嬢様の好きな人など、わたしは許しません」
え、えっと……。
とりあえず……。
「逃げるが勝ちだぁー!!」
私はシャンリンを避け、ハヤトに飛び乗った。
腹を蹴ると、ハヤトは颯爽と駈けた。
私のあわてようを感じたのか、足が速い。
風が頬を冷たくさせる。
やっぱり、ハヤトは最高の駿馬だ。

