太陽の竜と闇の青年

「思うんだが、シャンリンはルウが好きなのか?」


壱が私を少しだけ担ぎなおした。


「えっ?」


「いや、ルウの言うことなら何でも聞くっていうから少し気になっただけだ」


私は微笑を浮かべた。


やっぱり、気になっていたんだ。


「シャンリンは、私のお師匠様ってだけだよ。あ、でも、フウよりかは可愛がられてたらしいよ?」


壱は苦笑いを浮かべた。


「ルウは人気者だな」


私は満面の笑みでかえした。


褒め言葉として、ありがたく受け止めよう。


ふと、倒れたクラウドが気になって白虎をみると、白虎はクラウドをおぶっていた。


「ねぇねぇ、白虎って無口でクールだけど、何かと気配りもできるし、意外と優しいよね」


私が壱に担がられて、壱の背中をバシッバシッと叩きながらいうと、壱の目線が白虎へと向けられた。


「あぁ。白虎はただ者じゃない。今回、白虎が俺たちの中に入ってくれたことで、戦力が大きくなっただろう」


そういえば、白虎には青竜を呼んでもらわないといけないんだった。


すっかり忘れてた。


外にでたとき、一番に出迎えてくれたのはハヤトだった。


「はーやとー♪」


壱に担がれたまま、ハヤトを呼ぶと、ハヤトはパカパカとやってきてくれた。


なんて……なんて、可愛いんだろうか!!


「よっと」


私がハヤトの可愛さに酔っている間に、壱が私をハヤトの背中の上に乗せてくれた。


「ありがとう」


私が壱にお礼をいうと、壱はシャナをみて微笑を浮かべた。


「ハヤトに乗せておけば虫がよってこないだろうと思ってな」


虫……?


私が首を傾げると、壱はポンポンと私の頭を撫でて笑った。


「まぁ、ルウは知らなくてもいいだろう」