太陽の竜と闇の青年

それはシャンリンだった。


自然と顔が微笑みにかわる。


「お師匠様。お久しぶりです」


私が深くお辞儀をすると、フウもお辞儀をした。


「あらあら。フウ坊ちゃんまで。昔は反抗期で大変だったのにねぇ」


フウが隣で苦笑を浮かべた。


「えぇ。まぁ……。昔は昔ですから」


フッと顔をあげると、カリナの面影が少し感じられる背筋がスッと伸びた髪の短いお師匠様がいた。


昔と何一つ変わらない顔。


この人は本当に歳をとっているのだろうか……。


「お師匠様、実は、頼みたいことがあるんですけどいいですか……?」


私がおずおずと言い出すと、シャンリンは軽く微笑んだ。


「えぇ。何でも仰ってくださいな。ルウお嬢様の言うことならば、わたしは何でも聞きますもの」


私は微笑を浮かべた。


シャンリンは昔から私に対して、とても優しく接してくれる。


一時フウが


「シャンリンはルウが大好きだよね」


と、私に言ってくれたけど私にとってそれはとってもうれしいことだ。


「私たち今日、幡国に泊まりたいんですが……。部屋空いてますか?」


カリナが軽く片眉をあげた。


「部屋ありましたっけ?」


少し困った顔をするカリナとは裏腹にシャンリンは優しく笑った。


「ルウお嬢様がそう頼むのであれば、わたしは何でもいたします。無理矢理にでも部屋は空けましょう」


シャンリンはいい人だなぁ♪