太陽の竜と闇の青年

そのとき、心が安らぐような声がした。


「シャナ。いい加減にしてはどうなのです。見苦しいですよ」


シャナの後ろからでてきたのは赤の羽織を着た美しい女性だった。


「うっ……。ですが、カリナ姉さん。余はルウと結婚したいのだ」


ルウはその言葉を無視して、女性に飛びついた。


「カリナー!!お久しぶり!!元気だった?また一段と綺麗になったねぇ。羨ましいよ!!」


そうか。


これがシャナの姉、ファラリ=カリナ。


幡国の第一王女。


「えぇ。元気にしていましたよ。ルウこそ、また女性らしくなりましたね。ですが、昔っから細いままじゃないですか。きちんと食べていますか?」


ルウはにへらぁ、と笑った。


「うん。一応食べてるよ。これでも太ったよ?めちゃくちゃ」


すると、フウがルウに言った。


「なぁに言ってるんだよー。めちゃくちゃ太るっていうのはルウみたいなのじゃなくて、贅肉タプタプのことをいうんだよ。ルウは細すぎー。腹のでない服着てたから見えなかったけど、今の服だとルウが改めて細すぎることがわかったよー。これからはもっと食べさせないとねー」


ルウは微笑を浮かべた。


「まぁ、食べれるだけ食べてみるよ」