太陽の竜と闇の青年

フウリがフッと顔をフウのほうへと向けた。


フウは肩に両手剣をかけ、ニコニコと笑ってこちらをみている。


「じゃぁ、ルウもかな……」


フウリとララの目線がルウたちへと向けられる。


そこにはありえない光景があった。


「何あれぇ……。見えないじゃぁん……」


「どっちが圧してるのかも分からない……」


「…………」


ルウとタカトオはありえない速さで戦っていた。


俺でも二人がどういう動きをしているのか、よくよくみないと分からないぐらいだった。


と、そのとき、ビュンッと剣が俺たちの目の前に現れた。


「はいはーい。見学はそこまでー。さっさと試合やるよ。時間制限あるんだからー。ほらほら、壱も呆然としない」


俺たちはフウに注意され、目の前の敵を倒すことに集中することにした。


「さっきは邪魔が入ったけど、次は負けないから」


フウリが俺にニヤリと笑ってきた。


俺はそれを無表情に見返す。


「やれるものならやってみろ」