太陽の竜と闇の青年

―「我が主。俺も戦ってよろしいでしょうか」


「ダメ。白虎は戦ったらダメ」


正直、俺は許してくれると思っていた。


だから拒否されたときは驚いた。


「何故です?俺では戦力にならないのですか?」


ルウはすぐに首をふった。


ならば、なぜ……。


俺は眉をひそめた。


我が主はそれをみて柔らかく笑った。


「これは私たちの問題なの。白虎を巻き込むわけにはいかないよ。それに白虎は眠たかったんでしょう?私を助けるために、少ししか寝ていないと思うの。だから、疲れていると思う。それに、朱雀が来たときに白虎がいたほうがいいと思うしね。白虎は気配りが上手だから。あ、何なら翡翠を渡しておくから、その中に入って寝ておく?」


俺は我が主を目を眇めてみた。


女性なのに着飾っていなくて不思議と陽の匂いがした。


きっと、我が主は闇の世界などしらないのであろう。


我が主の言うことを聞かないということもいかず、俺は隅へと移動した―