太陽の竜と闇の青年

・白虎・


ガァァァァン!!とゴングとやらの鳴る音がした。


俺は壁に背をつけて立っている。


上空から朱雀が玄武をのせて降りたってくるのが見えた。
朱雀が玄武を背中から降ろしたと同時に、二人とも人間となった。


「あら、不思議、なぜかしら?」


「うぬ。我も不思議でたまらんぞ」


「我が主がそういう力を持っているんでしょう」


すると、朱雀が心外だというような表情を浮かべた。


「あら。あたしはてっきり白虎は試合にでるのかと思ってたんだけど……」


「あぁ。我もそう思っておった。白虎は戦い好きであろう?」


俺は首をならした。


「いや、俺も戦いたいのは山々なのですが、我が主に止められたのです」


そう。


俺は我が主に止められた。