「おっひさしぶりぃ☆」
私は目の前にいる好敵手をみた。
「リン、タカトオ、エバァ、ララ、フウリ……。また会ったね。ところで、そこの子は誰?」
私は前の試合の時に出会った覚えのない女の子を指さした。
女の子は丁寧にお辞儀をして私に言った。
「シーナです。前の試合は出かけておりましたので出れなかったのです」
六人は不敵に笑った。
き、気持ち悪い……。
「まぁ、とりあえず試合をしようじゃないか。おいらたちはライバルだ。再会の感動はあとでも味わえるだろう?」
「そうだな。それに母さんもカリナ姉さんも見ておる。汚名返上は今しかないしのぅ」
私は背骨をパキッとならした。
「う~ん……。汚名返上はともかく、シャナの花嫁だけは勘弁だからなぁ……」
私は悪気もなく言ったつもりなんだけど……。
シャナはガクッと膝をついた。
「ル、ルウ……。そんなにも照れなくてもよいぞよ」
……照れてないし!!
私は一度だけシャナの頭の中がどうなっているのか見てみたいと心底思った。
「では、始めてもよろしいでしょうか?」
審判が私たちにゴングを持って訪ねてきた。
私たちは首を縦に振る。
本当はフウや壱たちにいて欲しかったけど……。
いないものは仕方がない。
とりあえず勝てるかどうか不安だけど、やってみるだけやってみよう。
私は双剣に手をかざした。
と、そのとき、観客のほうから「キャー!!」という叫び声が聞こえたかと思うと、試合上に見慣れた顔が現れた。
その顔をみた瞬間、不思議と顔が綻んだ。

