太陽の竜と闇の青年

白虎が俺の隣に飛んできた。


ザァーと砂が音を立てた。


「白虎殿、いつもながらカッコイイ登場の仕方だなぁ!!ほれぼれするぜ!!」


故がひゅ~っと口笛をならした。


そんな故を鋭い目でみた白虎は、


「いつもながら口が達者だな」


と故に言って俺にその目を向けた。


「準備はできたのか」


白虎がペロリと自分の鼻をなめた。


「あぁ、準備は出来た。もう行ける」


俺の言葉を合図に白虎が駈けた。


それを合図に俺たちの馬も走り出す。


俺たちは何もしていないのに。


「コレってさぁ、白虎が進めてるの?」


フウが俺に笑いながら話しかけてきた。


だけどその目は笑っていなかった。


さすがのフウもこの緊急事態に笑えるわけがないのだ。


白虎が、がぅ、と小さく吠えて俺たちの方へスピードを落としてやってきた。


「馬は頭がいい。そなたたちの行きたい場所を分かっている」


フウがへぇ~、と言って、ポンポンとラッシュを撫でた。


「やっぱりラッシュは僕の愛馬だよー!!」


クラウドは俺のかわりに恐々と陽を撫でた。