太陽の竜と闇の青年

「ルウーーー!!余はルウを諦めておらぬ!余とともに来ようではないか!!」


遠くからシャナが私に叫んでくるのが聞こえた。


私の顔が自然とゆがむ。


「あいつ、絞め殺してやろうか」


フウがチッと舌打ちをして剣に手をのばした。


壱もうなずいて剣に手をのばす。


「ならば、俺は斬り殺す」


私は二人をあわててなだめた。


シャナを殺されては幡国に入れないかもしれないから。


まぁ、私は幡国に用がなければシャナを殺してもいいと思うんだけどね。


と、そのとき、後ろから羽交い締めされた。


「きゃぁぁぁぁ!!」


私の体がフワッと浮く。


勢いすぎて首にかけていた翡翠の首輪がポトリと落ちてしまった。


「はっはっは!!フウ、一瞬の隙だったな。余を誰だと思っておるのかはしらぬが、余は昔とは違うのだ。包容力を高めたのだぞ」


これのどこが包容力だというのだろうか……。


「担ぎあげただけじゃない!!」


私がジタバタと体を動かしても、シャナは私を離してくれない。


逆によりいっそう担ぎあげる力を強くした。