太陽の竜と闇の青年

「あ、ルウ!」


故が嬉しそうに顔を明るくした。


クラウドもニッコリとほほえむ。


ルウはさきほどのことは無かったかのように微笑む。


「いやぁ、さっきはゴメンねぇ……」


フウがゆっくりと立ち上がってルウに近寄る。


それから、顔をのぞき込んだ。


なんっつーか……、双子って、あんな風に仲がいいもんなのか……。


「んー……。まぁ、顔色はまだあんま良くないけど、テンションは元に戻ったらしいね」


フウはにへらぁ、と笑うと、ルウにお茶を渡した。


ルウはそれを笑いながら受け取ると、俺たちをみた。


「幡国なら行ってもいいよ」


リクがガタンッと椅子から立ち上がった。


「それは本当か!?」


ジンがリクに落ち着くようにと宥めた。


ルウは微笑を浮かべた。


「まぁ、シャナのことは仕方ないけどリクが困るのは私が困るから。それに、シャナからは一応は逃げれると思うし、久しぶりにカリナにもシャンリンにも会いたいし」


そういって、ルウはクラウドの横に座った。


「それにクラウドを幡国につれて行ってあげたいしさ。幡国はね、絹糸がすごく綺麗なんだ。だからクラウドにもいい生地を買ってあげる。新しい仲間の印だよ」


それを聞いたクラウドは嬉しそうに笑い、ルウに言った。


「僕、麻の布が好きなんだ」


ルウはそれを聞いて、微笑を浮かべた。


「麻の布かぁ。いいねぇ。私は、綿が好きだなぁ」


俺は裁縫などまったく興味がないが、クラウドは少しは知っているようだった。


そこでリクが立ち上がった。


それから、礼をした。


「ルウ、感謝する」


ルウはニッコリと笑った。


「仲間のためだもん♪」