太陽の竜と闇の青年

「で?その女性はどこの国の誰なんだ?」


きっと、大4国ではない。


どこかの小さな島国だと思う。


「幡国のファラリ=カリナという女性で、幡国の第一王女だ」


幡国といえば、絹糸などで有名な織物国だ。


「なかなかいいところなんじゃないのか?」


俺が首を傾げるとリクは顔を歪みにも歪ませた。


何だ……?


「いや、カリナは噂でもいい人だと聞いている。だが、兄が問題なんだ」


兄がいたんだな…………。


「だけどよ、俺、実物みないと信じないタイプだからよ、困ってるんだよなぁ」


リクはうなだれた。


だけど……。


俺はそんなこと、余裕だと思った。



「ルウに頼めば行ってくれるんじゃないのか?幡国っつったら、こっから近いし……」


リクが顔をバッとあげた。


「壱、頼みに行ってくれるか?」


俺はリクの迫力に押されて、うなずくしかなかった。


リクはギャップが激しすぎる。