太陽の竜と闇の青年

「俺はルウが好きだ。守りたいとも思っている」


ルウに惚れたんだろう。


きっと、一番初めに出会ったときから。


きっと、ルウに何かを感じたんだ。


リクは満足そうにうなずいた。


「なら、俺は諦める。俺は壱に勝てるとは思わねぇ。そこまで自惚れじゃねぇからな」


俺は眉をひそめた。


「いや、十分かっこいいと思うが」


すると、リクは目を輝かせた。


「マジか!!うっわぁ、壱に言われると勇気でる。はっはっは!!」


リクは大声で笑った。


だけど、俺には疑問があった。


「というか、リク。いきなりどうしたんだ。ルウが好きか嫌いかなんて今さら話すことでもないだろう」


すると、リクは顔を歪ませた。


何かあるな。


「壱には負ける。何でもお見通しってか。そうなんだよ。俺によ、新しい許嫁ができたんだが……。どんなヤツかよく分かってねぇんだ。写真は貰ったんだが、確かに綺麗な人だった。だけど、俺が問題としているのは性格だ」


俺は、ほう、とつぶやく。


「ルウとの婚約はどうなったんだ?」


リクが微笑を浮かべた。


「俺がフられたんだよ。ルウにな」


俺は話を変えようと思って、少し明るめの声で言った。