太陽の竜と闇の青年

「お前は分からないと思う。ずっと暗殺者として働いてきたからな。だから恋というものを忘れたんだろう。だけどな、俺には分かるんだ。お前はルウをみているとき誰よりも優しい顔つきになる。愛おしそうにルウをみている。だけど、お前は自分の中にいる暗殺者の自分と戦っているんだ。葛藤している。それがよく分かる。たまにお前はルウをみたとき顔を歪ませることがあるんだ。人を好きになることは許されない。自分は人を好きになってはいけないんだって感じにな。だけどよ俺は思うんだ。どれだけ人を殺してきても、どれだけその手が汚れても、人を愛するということに罪なんてねぇんじゃねぇのかなって。逆に愛することはいいことなんじゃねぇのか。だから、壱、もういいんじゃねぇの?暗殺者だとしてもお前はお前で、壱以外の何者でもねぇ。お前はどうなんだ。ルウを守りたいとは思わないのか?」


俺は深く息をすった。


ったく、だせぇ……。


リクのいうことが正しい。


リクに言われて気がつくなんて俺もまだまだだ。


俺はリクの目を真っすぐにみて言った。