太陽の竜と闇の青年

「壱はルウのことが嫌いなのか?」


横をみると、リクの顔が間近にあった。


俺は少し驚いたが、表情にはださずにいた。


「それを聞いたらどうにかなるのか?」


リクは大げさに首を縦に振った。


「どうにかなるから聞いている」


俺はため息をついた。


俺はルウのことが好きなんだろうか……。


というか、何人も殺してしまった俺が好きな人を作るなんてこと許されるのだろうか……。


「俺は思うんだ。お前はルウが好きだって」


俺はリクを凝視した。


「なん……だと……」


リクは月を見上げた。


不気味なほど青い月だった。