太陽の竜と闇の青年

「歌と笛の音を混じらせるって、そんなこと練習なしでできるのか?」


ジンもありえない、という顔をする。


だけど私は自信満々に胸を張って答える。


「できるに決まってるじゃん♪だって、私は何回もそういうこと王宮でしてきたしね。ねっ?フウ、ラカ、サクラ」


私に話題を振られた三人は、笑いながらうなずいた。


「うんうん。アレは好評だったよねぇ。楽器一筋のシャンリンさんだって興奮して顔真っ赤にしてたもん」


「えぇ。もう、姫様の楽器演奏は王宮内でも他国でも有名で人気なんですよ。宴をするときは毎回やってもらいましたしね」


「サクラさんなんか、感動で泣いてたときがありましたしね。あのたびに若様が困っておりましたっけ?」


昔話に花を咲かせる三人を横目に、リクがクラウドをみる。


「まぁ、ルウの実力は元から心配はしてねぇ。俺が心配してるのはそちらの子供だ。歌を歌うといっても何の歌を歌えるのか分からないだろう」


私がクラウドをみると、クラウドは即答した。


「僕は本能のままに歌うタイプなんだ。だから、歌詞とかいらないよ」


「へぇ~!すっごいねぇ!!」


私が関心してクラウドを凝視すると、クラウドは照れ笑いを浮かべた。


色白だから頬が赤くなったのがすぐに分かる。


「なら、心配はいらねぇな。で?どこで蘇らせるんだ?玄武の時はルウと壱だけで蘇らせたから今回は俺も参加させてもらう」


私と壱の目があう。


あのときはいろいろあったから仕方ないと思うし、フウだって倒れてたから仕方ないよ……。


すると、フウがクラウドの後ろからクラウドを抱きつくように現れた。


「そぉだよ~。僕、結構スネてたんだからねぇ」


私と壱は微笑を浮かべた。