太陽の竜と闇の青年

「本当に、僕は来てもよかったのかな?」


私は首を傾げた。


「一緒に来るのは嫌だったの?」


すると、クラウドはぶんぶんと激しく首を横に振った。


嫌じゃなかったら、何で嫌なんだろう。


「いや、違うんだ。だって、ほら、僕は出来損ないだし」


俯いたクラウドはそれから何もしゃべらなかった。


私は、そんなクラウドの頬を抓った。


「ひゃにひゃに(なになに)?」


クラウドは驚いて目を見張った。


「さっきも言ったように、出来損ないなんて一人も、一つもいないし、ないんだよ。だから、クラウドは出来損ないなんかじゃない。私たちにとってはクラウドはとっても必要な存在なんだよ」


クラウドは涙目になった。


私よりも低い背でどれほどのつらいことをため込んでいたのだろうか……。


きっと、堪えるのにも限界があったと思う。


クラウドはそんな限界を越えていたのに、ずっとずっとあの部屋に籠もっていたんだ。


まぁ、人間嫌いになるのも当然かなぁ。


「で、でも、僕、まだ人間が嫌いだ。ルウや壱は大好きだけど、まだ、フウさんやそこの女性と男性は好きになれていない。それに、まだ人間を許すことが出来ないんだ」