太陽の竜と闇の青年

コンコンッと軽快な音を立ててフウがダザンの部屋をノックした。


「誰かね?」


中からダザンのくぐもった声が聞こえた。


「フウです。ちょっとはなしたいことがあって来ました。入れてくれますか?」


フウが丁寧に言うと、ダザンは声を明るくした。


「おぉ!いいとも!早くお入りなさい」


私たちは部屋の中へと入った。


壱はクラウドの後ろにたって、クラウドの背中を押していた。


ダザンはクラウドをみると、顔色を変えた。


「な、何故だ!!何で貴様がここにいるのだ!!」


クラウドは首を竦めた。


「ぼ、僕は……」


クラウドは恐怖で声が小さくなっている。


私が心配になってクラウドをチラッとみると、壱が一歩前にでた。


「怒るよりもまず、コイツの言い分を聞いてやったらどうなんだ」


ダザンは壱の迫力に負け、素直に椅子に座った。


「では、クラウド。話とやらとしてみよ」


クラウドはもじもじとダザンの前に進み出た。


「父様。僕、決めたことがあるんです」


「ほぅ」


「僕は、ルウたちの旅についていきます!!」


あまりにも大きな声だったから、私は驚いてしまった。


それは、ダザンも同じだったのか驚きの顔になっていた。