太陽の竜と闇の青年

「あの……」


「何だ?」


壱がクラウドを抱え直す。


「やっぱり父様に言いにいくっていうのはいけないんですか?」


すると、フウが渋面になった。


「えぇー。だって僕、アイツ投げ飛ばしちゃったんだよ~。そんなこと出来ないよー」


すると、クラウドは真面目な顔になった。


「姉様はフウさんのことが大好きだからそんなこと許してくれると思う」


フウは観念したのか、無精無精にうなずいた。


「まぁ、僕はいいけどね」


クラウドは何か決心したかのように私をみた。


まぁ、担がれているからパワーが感じられないんだけど。


「ルウ、今から父様の部屋に行ってくれないかな?僕は父様に言うことがあるんだ」


私と壱は目をあわせた。


「どうしよう」


「別にどうでもいいんじゃないか」


「で、でも」


「コイツが決めたことだ」


「だけど」


「ここの問題は、元はと言えばコイツの問題だろ」


「そうだね」


という会話を目でやった。


「いいよ。連れていこう」


私たちはフリス=ダザンの部屋を目指した。