夜、私たちは急いで庭園に出た。
庭園には誰も人がいなかった。
「人がいないのはラッキーだけどここまで静かだと逆に不気味だねー」
フウがあっはっはーと笑いながら言った。
私も言おうとしてたのに……。
「まぁ、でもエリィの弟さえ救えたらいいだろ」
リクがそんなフウを横目でみた。
「ところで、フウ」
「何?」
「エリィの弟について何か調べてくれた?」
私がフウに聞くと、フウは親指をたてた。
「もっちろん!もう、びっしりとね!まず、エリィの父親だけど、本名はフリス=ダザン。貿易についてはダザンに相談すると絶対に成功するらしいよ。ちなみにこれは本人談だよ。で、問題の弟だけど、彼についてはさすがの僕でもエリィから聞けなかった。だから書斎を見せてもらって、戸籍をみたところ、エリィの弟は存在した。名前はフリス=クラウド。彼は唄がとても上手なんだけど、勉強も武術も優秀とはいえないらしい。ただできるのは術かな。あ、術師ってことだね。彼はずっと術で身を守ってきたらしい。だけど誰も夫にはできなかった。理由は大体予想していると思うけど、術師では何もできないから。唄が上手でもそれで儲けることはできない。結局誰もクラウドとは結婚を結ばなかったんだ。それと、噂で聞いたんだけど、クラウドは極度の人間嫌いらしいよ。だから誰も近づくことが出来ないんだ。クラウド自身、自分が人間っていうことが嫌で一度自殺をはかったらしい。失敗に終わったけどね。それからというもの、監禁されているうえに、父親には八つ当たりされている。母親はクラウドを産んだために死亡。まぁ、これじゃぁ、親に殴り蹴られるのは当たり前かなー」
うんうん、と勝手にうなずいているフウを横目に私たちはクラウドのいると予想される窓の下まできた。
「ここまで来たのはいいですが、どうやって登る予定なんですか?」
ラカが命綱を持って壱にたずねた。
サクラは絶対に胃痙攣を起こしてしまうので、部屋で待機してもらっている。
庭園には誰も人がいなかった。
「人がいないのはラッキーだけどここまで静かだと逆に不気味だねー」
フウがあっはっはーと笑いながら言った。
私も言おうとしてたのに……。
「まぁ、でもエリィの弟さえ救えたらいいだろ」
リクがそんなフウを横目でみた。
「ところで、フウ」
「何?」
「エリィの弟について何か調べてくれた?」
私がフウに聞くと、フウは親指をたてた。
「もっちろん!もう、びっしりとね!まず、エリィの父親だけど、本名はフリス=ダザン。貿易についてはダザンに相談すると絶対に成功するらしいよ。ちなみにこれは本人談だよ。で、問題の弟だけど、彼についてはさすがの僕でもエリィから聞けなかった。だから書斎を見せてもらって、戸籍をみたところ、エリィの弟は存在した。名前はフリス=クラウド。彼は唄がとても上手なんだけど、勉強も武術も優秀とはいえないらしい。ただできるのは術かな。あ、術師ってことだね。彼はずっと術で身を守ってきたらしい。だけど誰も夫にはできなかった。理由は大体予想していると思うけど、術師では何もできないから。唄が上手でもそれで儲けることはできない。結局誰もクラウドとは結婚を結ばなかったんだ。それと、噂で聞いたんだけど、クラウドは極度の人間嫌いらしいよ。だから誰も近づくことが出来ないんだ。クラウド自身、自分が人間っていうことが嫌で一度自殺をはかったらしい。失敗に終わったけどね。それからというもの、監禁されているうえに、父親には八つ当たりされている。母親はクラウドを産んだために死亡。まぁ、これじゃぁ、親に殴り蹴られるのは当たり前かなー」
うんうん、と勝手にうなずいているフウを横目に私たちはクラウドのいると予想される窓の下まできた。
「ここまで来たのはいいですが、どうやって登る予定なんですか?」
ラカが命綱を持って壱にたずねた。
サクラは絶対に胃痙攣を起こしてしまうので、部屋で待機してもらっている。

