太陽の竜と闇の青年

まだ日は落ちていないけど、少し薄暗くなった庭園を私たち一同は、ゾロゾロと歩いていた。


フウはいないけどね。


「うーん……。どのへんなんでしょうか?」


ラカが上を見上げた。


私も上を見上げるけど、そこには窓、窓、窓。


「これじゃぁ、どこが小部屋の窓なのか分かりませんね」


ジンがふぅー、とため息をついた。


「確かに。小部屋の窓の特徴とかないかな?」


私が考え込むようにいうと、私の懐から突然人魂がでてきた。


「うわぁ!いっつも驚く登場の仕方しないでよ」


私が微笑しながら故にいうと、故は人型になり八重歯をみせてニヒッと笑った。


「こっちのほうがカッコいい出方だろ?ところで、フウ殿がさっきいっていた小部屋の窓の特徴の話だけどさ。俺様が知っている限り、小部屋の窓には冊子がついていないんだ。だから、ガラス一枚だけの窓ってわけ。それを探せばいいんじゃないのか?」


さっすが、神様ってだけあって故はいろいろ物知りなんだね。


私が感心しているのをよそに、故はピョンピョン飛び跳ねた。