太陽の竜と闇の青年

その日の夜、壱とラカ、リクとジンが私たちの部屋へと入ってきた。


フウはというと、エリィが部屋に入っていろいろとお話をしているらしい。


フウ、ご臨終です。


「ここには弟がいる、そう断言できるんだな?」


リクが私と壱を見て言った。


私と壱はうなずいた。


「うん。私は本人が顔を出しているのをみたし……」


「俺は本人の気配を感じていた」


リクは小さくため息をついた。


「いつの間にそんなのを見ていたのやら……。で?いつ動くんだ?」


私が壱をチラッとみると、壱はまっすぐにリクを見ていた。


「俺は今日中に動ける。だが、大広間から小部屋へ入るのは俺でも難しい。大広間にある食卓から小部屋は遠く離れすぎているからな。隠れる場所がない」


「じゃぁ、どうするんですか?」


サクラが身を乗り出して聞いた。


危険なことはしないでください、とでも言いたげな顔で、手は胃へと持って行かれていた。


「俺もそれを考えているところだ」


壱が考え込むようにして小さくうなると、故が人型で出てきた。