太陽の竜と闇の青年

「あ、おかえり」


「あぁ」


壱はあそこの扉をみていた。


壱も気づいたんだ……。


「狐うどん、どうしたの?」


「喰わせたよ」


「絶対にあそこだよね」


「あぁ」


壱は、それから扉から目を離し、私の皿へと目を移した。


「それだけしか食っていないのか?」


私は、微笑しながらうなずいた。


「うん。ちょっと、食べる気がおきなくて」


すると、壱は眉をひそめた。


「前もそう言ってご飯を食べなかったじゃないか」


「えっとー。そうだっけ?」


「あぁ。もう少し食っといたほうがいい。今日は忙しくなりそうだからな」


壱は小さくあくびをして、目を閉じた。


ご飯食べ終わったら、起こしてあげよう。