太陽の竜と闇の青年

~~クラウド~~


慌てて父上が部屋に入ってきた。


「クラウド!!君、いつの間に部屋からでたんだ!!」


僕は首を傾げた。


部屋から出た?


僕は一歩も部屋から出ていない。


「いえ、僕は…………」


父上は僕の言葉を聞く前に、僕を殴ってきた。


僕は、机の角で頭をぶつけた。


唇が切れて血が出ている。


「嘘をつくんじゃない!!じゃあ、何で御一行様の一人が君の存在に気づいているんだ!!」


僕は驚いた。


まさか……。


客人の中に僕の存在を知っている人がいるのか?


「いえ、本当に僕は知らないんです……」


僕がまっすぐに父上を見ると、父上は顔を歪ませた。


「うっ、その目、その目が気に入らない!!こちらを見るな!!」


僕は、父上から目をそらせた。


父上は鼻息を荒くして、僕に言った。


「いいか?今日の夕飯はこちらに持ってくるから絶対に出てくるな!食べ終わったら呼び鈴を鳴らすんだ!絶対に出てくるなよ!!」


僕は、小さくうなずいた。