太陽の竜と闇の青年

その後、私たちは部屋へと移された。


私とサクラ、ジンとリク、ラカと壱、そして、フウのみ。


「………何で僕だけ一人なわけ?」


フウは珍しく笑顔を崩した。


「それは勿論、エリィがフウ様の部屋へ入りやすくするためですわ☆」


エリィが、ガシッとフウの腕を掴んだ。


フウはそれをやんわりとのけながらエリィに言った。


「出きれば僕もラカと壱の部屋に入れてほしいんだけど」


すると、エリィがぷくぅと頬を膨らませた。


「それは嫌ですわ!!二人と同じ部屋ですと、エリィがフウ様といっぱい会話したいのに、できないじゃないですか!」


フウは顔面蒼白になり、倒れそうになった。


私が慌ててフウを支えると、フウは私に小声で言った。


「僕、もうダメかも……」


「あと少しの辛抱だから我慢して」


「……わかったよ」


「ありがとう。早く見つけるから」


「よろしく」


会話が終わるのと同時に、フウの体がグイッと引っ張られた。