太陽の竜と闇の青年

「リクやジンはいつ頃来ると言っていたんだ?」


私もハヤトを撫でている壱のところへ戻った。


「うーん……。すぐに戻ってくるとは言っていたけど一国の王子様だし、王に許可を得ないといけないし、結構時間かかっちゃうかもしれないね」


フウがハヤトの隣にラッシュを寄せながら私をみた。


「だけど安国への偵察だったら、王はすぐに許してもらえるんじゃない?元々、安国へは偵察に行ってみたかったらしいしー」

それに続くようにラカもラッシュの隣にトウマを寄せた。


「まぁ、今日中には蒼国から出れるでしょう」