「姫様、和国の方で何かやりました?」
「なぜ、そう思うんだ?」
俺はなぜか素早く答えていた。
何でかは分からないが……。
「いや、まぁ、いろいろとありまして……。それで、なにかやったのですか?」
俺はバカ正直に答えた。
「玄武を蘇らせたし、九尾も蘇らせた」
なるほど、とラカはうなずいた。
俺は我慢ができなくなり、ラカに聞いた。
「何で俺にそんなことを聞いたんだ?」
ラカは渋面を浮かべた。
それから、少しの沈黙があったが決心を決めたようにラカは俺の目を見た。
「若様と姫様には刺青がいれてあります。それは力を使えばどんどん広がって行く刺青です。若様はそれほど力を使えないので刺青がヒドくなることはないんですが、姫様は朱雀の時もそうでしたが、かなり力を使う量が多いんです。ですから、その刺青が今は手の甲から見えたんです。だからどれほど膨大な力を使ったのかと思いまして」
俺はジッとルウの手の甲を見た。
確かに、見えた。
ちょっとだけだったが。
「その刺青は体に害を及ぼすのか?」
ラカを見てたずねると、ラカは首を傾けた。
「いえ、今はよく分かりませんが刺青は体中に広がるものだと思われています」
ルウのことは全部分かっていたつもりだったが……。
やはり、まだ分からないことがあった。
そのことに少しだけショックを受けながらも、ルウの側に行った。
それから、ポンポンと頭を軽く叩いて、
「感動の再会はここまでだ。早く安国へ進もう」
すると、ルウはニッコリと微笑んでうなずいた。
「なぜ、そう思うんだ?」
俺はなぜか素早く答えていた。
何でかは分からないが……。
「いや、まぁ、いろいろとありまして……。それで、なにかやったのですか?」
俺はバカ正直に答えた。
「玄武を蘇らせたし、九尾も蘇らせた」
なるほど、とラカはうなずいた。
俺は我慢ができなくなり、ラカに聞いた。
「何で俺にそんなことを聞いたんだ?」
ラカは渋面を浮かべた。
それから、少しの沈黙があったが決心を決めたようにラカは俺の目を見た。
「若様と姫様には刺青がいれてあります。それは力を使えばどんどん広がって行く刺青です。若様はそれほど力を使えないので刺青がヒドくなることはないんですが、姫様は朱雀の時もそうでしたが、かなり力を使う量が多いんです。ですから、その刺青が今は手の甲から見えたんです。だからどれほど膨大な力を使ったのかと思いまして」
俺はジッとルウの手の甲を見た。
確かに、見えた。
ちょっとだけだったが。
「その刺青は体に害を及ぼすのか?」
ラカを見てたずねると、ラカは首を傾けた。
「いえ、今はよく分かりませんが刺青は体中に広がるものだと思われています」
ルウのことは全部分かっていたつもりだったが……。
やはり、まだ分からないことがあった。
そのことに少しだけショックを受けながらも、ルウの側に行った。
それから、ポンポンと頭を軽く叩いて、
「感動の再会はここまでだ。早く安国へ進もう」
すると、ルウはニッコリと微笑んでうなずいた。

