パルシア星国に来て、丸一日。


結局私は、昨日運んでもらった部屋を貸してもらっている。



あの後、アザール様は自分の両親に話をしてくると言って、出て行った。

一人になったとたん、部屋の静けさが私を襲った。



それでも耐えていられたのは、アザール様の言葉のおかげだと今ならわかる。


彼に対して、感謝の気持ちが止まらない。


(本当にありがとう、アザール様)



窓辺に立っていた私は、ソファーに座ろうと思って足を動かした。



その矢先。