星の王子にお願いを☆

「魔術は、学べば誰でも使える。だが、万能とも言えるその力を、人が都合よく使える訳が無い。力の強さによって命の削れ方は違う。ただ、使い過ぎれば死ぬ。死ぬのが嫌なら使わなければいい話だ」
「そっか……」

頷いて、気付く。



「じ、じゃあ、さっき私に魔術を見せてくれたよね!?いいの!?むやみにあんな事して!!」


しかし、アザールは静かに首を振っただけだった。