星の王子にお願いを☆

呪いじゃない、むしろ世の中のために魔術を使うのに、命を失う人がいるなんて納得がいかなかった。



と、アザールが逆に質問をしてきた。


「力を、代価無しで使えると思うか?」

「代……価?」





「命だ」



鋭い彼の瞳に捕らわれてしまい、壁際に後ずさりした。