星の王子にお願いを☆

言葉を失った私を見て、アザールは訝しげに訊いた。


「そなたの宇宙では、一体何を主にして文明を築いたのたのだ?」



「科学よ。私の居た星では、魔術は迷信だ
と思われていたの。だから、なのかな?すごく科学が発展していて、宇宙についてはまだ謎なんだけど…。あ、おかげで医術がとっても優れているのよ」

「医術……」


ふと、アザールの顔が暗くなる。



しかしそれはほんの一瞬のことで、すぐに真顔に戻った。