(新しい星がこんなにたくさんある……)
生まれてまだ日が浅い星がたくさんある。
地球がある宇宙とは、比べ物にならないくらい、明るかった。
少しだけ、胸が痛む。
だけど、今までの絶望感はもう無い。
気持ちは、だいぶ楽になっていた。
「す、すごい!!何で宇宙が見れちゃうの!?」
暗い気持ちを吹き飛ばすように、明るく尋ねてみた。
双眼鏡から目を離し、アザールの方に振りかえった。
……彼は少し驚いたような顔をした。
「え、……えっ何?」
「いや。――元気になったようで何よりだ」
――え?
生まれてまだ日が浅い星がたくさんある。
地球がある宇宙とは、比べ物にならないくらい、明るかった。
少しだけ、胸が痛む。
だけど、今までの絶望感はもう無い。
気持ちは、だいぶ楽になっていた。
「す、すごい!!何で宇宙が見れちゃうの!?」
暗い気持ちを吹き飛ばすように、明るく尋ねてみた。
双眼鏡から目を離し、アザールの方に振りかえった。
……彼は少し驚いたような顔をした。
「え、……えっ何?」
「いや。――元気になったようで何よりだ」
――え?
