星の王子にお願いを☆

「――そなた、魔術を何だと思っている?」



食いつくのはそっち!?……と思ったものの、素直に質問に答えた。


「……呪い、とか?」


私の答えに、アザールは呆れたように言い捨てた。


「――――そなたが違う宇宙から来たのは、これでもうはっきり分かった。……少し待っておれ」



そして彼は部屋から出て行った。



(違う……宇宙、か……)


何故だろう。


私はもう疑うことはしなかった。