星の王子にお願いを☆

「私はこの星の……いや、この宇宙の第4王子、クスパニャ・オ・アザール。ここは王宮の庭ですよ」



ほ……星?の、王子様……?




彼の言っていることが、さっぱり解らない。


どんどん混乱する私に、アザールは優しく問いかけた。


「あなたは?」


「う、上田春です……」



何とか自己紹介をすると、彼は眉をひそめた。


「ウエダハル?ミドルネームは?」


意味不明なことを問われた私は、逆に質問をした。