星の王子にお願いを☆

「ぅえ……っ!?」


乗り出した勢いで、私の視界に映る世界は反転した。


頭に血が上り、圧迫感に襲われる。


「嘘……!」



どうしていつもこう、間抜けなのだろう。


そんなことを考える暇なんかこれっぽっちも無いけれど、つくづく痛感する。


怖くなって、目をつむる。


もう少しで地面に叩きつけられると体が予言し、強張る。

覚悟をしても、悪寒が走った。


そして、音を響かせ、


落ちた。