授業なんて、全然身が入らなかった。
ただただ、乙葉世くんと喋れたことを喜んで、途中で逃げたことを悔やんだ。
どうして、上手く話せないんだろう。
(あぁ乙葉世くん………もっと喋りたかった……さっきのビックリした顔とかめっちゃ可愛かったよ。顔を赤くしながら少し汗を掻いてる姿も、すっっっっっごいエ…ry)
もう乙葉世くん良すぎっ!大好き好き好き大好き!!
………とか授業中ずっと思ってる私は終わってる。
まぁ、部屋の壁に写真とか少しずつ貼ってる時点で終わってるけど。
いや待って。言い訳をさせてくれ。
確かに私は少し気持ち悪いかもしれないが、これでも自重しているのだ。
彼の家だって帰り道(反対方向だけど)に見るぐらいだし、写真だってちゃんと健全なもの(腹チラはセーフ)だし、万が一にでも私が乙葉世くんを好きとバレて乙葉世くんに迷惑がかからないよう、他の人には気持ちを一切言っていないし。
ね!全然普通でしょ?
だから、この恋は決して黒々したドロドロな昼ドラ的な恋じゃなくて、もっと純粋な、青春なのです。
あれ?何が言いたいのか分かんなくなってきた……?
いや、とにかく私の乙葉世くんへの気持ちは、純粋な愛……好きという気持ちだけなのです!