(っ……っえ?ななななに??乙葉世くん……と、仲良く……?)

(そ、そんな………神納さんと仲良くなんて……な、仲良く………)


「「…………。」」

((嬉しすぎる………!!))


「ま、冗談だけどな。」

「ア、ハハハハ」







「……………」

先生、ひどい。



*********



「じゃあ、結局乙葉世くんは部活入らないんだ。」

「うん……。やることあるから。」

「……そっか。」


やっと先生の話が終わったと思ったら、乙葉世くんも丁度区切りをつけた所らしく、授業に遅れるからと今日退出された。


(………っていうか、私今乙葉世くんと会話してるっっ!!)


なんか、今日はすごくいい日だ。絶対眠れない。


「…………その、神納さん?」
不意に、声をかけられた。

「えっ?………な、なんですか?」

「あ、その…………ぇと」




(言え……!友達になってくださいって、言うんだ……!!)

(あ、これを機会に……知り合いになれないかな……。)


……というか、なんか乙葉世くん汗凄い……?


「……乙葉世くん、具合悪い?」

「へっ!?」

乙葉世くんの顔を覗き込んだら、ビクってなって驚かれた。

……可愛い。