次の日の昼休み。

いつもと変わりなく、
屋上へ向かった。

昨日あんな事があっても

南はきっと苺を待っているから。


ギィッ

屋上のドアを開けると、
地面からの太陽の照り返しがきつくて
思わず手を翳す。

日差しが強い。

夏休みももう差し迫っている。


いつもと同じ場所。

南が背を向けて座っていた。