「秋先輩っ何にする?」

「カレー♪」

学食はいつも混んでるけど、
何とか席を確保する。

苺はこの時、
南が学食にいるなんて思ってなかった。

自販機で買って来たいちごみるくを飲んでたら、
ケータイが震えた。

メールの着信。

『今日俺ん家来て』

パッと苺が顔を輝かせると、
秋先輩がケータイを覗き込んで来た。

「南?」

「うんっ♪」