そして、あっという間に期末が終わり、休みにはいった。 そのとき、思いもしない出来事が起こった。 「柴崎ー!久しぶりに会ったね。美和ちゃんは?」 「特別に許可を得た。」 「ふーん…わざわざ家まできてどうしたの?中入ってよっ。」 「いや…用件が済んだら帰るから。」 「?わかった。」 すると、柴崎は真剣な表情で私を見つめた。 「羅守。落ち着いて聞いてくれ。」 「え?」 「別れよう。」