泥だらけの王子様




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そして担任の長い説教が終わり、
教室に戻る。


「ってか、佐藤って第1志望どこにした?」


「あたし、商業高校。
 大学行く気ないし、
 就職でいいかな~みたいな(笑)」


「へ-。」



珍しく、遠藤が薄い反応。



「遠藤はどこにしたの?
 あんた成績ないから西が丘とか?(笑)」


西が丘はこのあたりでは有数の馬鹿校だ。



「いや、俺…
 御堂学院行こうと思ってる。」


「え、御堂学院?!」


御堂学院は県内のトップ5に入るくらいの
頭のいい高校。


でも、なんで…?


「俺、本気で野球しようと思ってんだ。
 あそこでベンチ入りしたら、
 甲子園も行けるかもしんないだろ?」


まともにベンチ入りした事ないあんたが?

そう言って笑ってやろうと思ったけど、
遠藤の目が本気(マジ)だった。



「だから、その…。
 お前も御堂学院行かねぇ?」


あたしはいきなりすぎて、
何も言えなかった。


気づくと、教室に着き
遠藤は友達とじゃれあってた。