泥だらけの王子様







「遠藤君って、野球部入るんでしょ-?
 御堂って厳しいんじゃないの?」


「俺、厳しいとこで練習したくてさ!
 ぜって-甲子園行くんだ。」



「そうなんだ~、頑張ってね!
 あ、そうだ!
 アドレス教えてくれないかな?」



女の子たちが遠藤にアドレスを聞いた。


「え、俺?」

慣れない遠藤は戸惑う。



「せっかく同じクラスになったんだし!」


「…おう、わかった。」



とか、言ってアドレス交換してるし!!

そういえば、あたし遠藤のアドレス知らないや。

聞きたいけど、
絶対あの女の子達みたいに聞けないよ…。





最近の遠藤は女子と仲がいい。


遠藤から話しかけてる訳じゃないけど、
とりあえず、モテてるのは確実。


たくさんの女子に話しかけるから、
なかなか話せてない。


それがなんだか寂しかったりする。




今日もあまり話せないまま、
1日が終わろうとしていた。




その時、