バス停に向かっていると、
遠くにはあたしが乗るバスが!!
間に合うように全力ダッシュした。
ギリギリ間に合い、バスに乗ると、
「佐藤さん!」
声をかけられた。
ふと振り向くと、
息切れした岡田くんがいた。
ドアが閉まりそうになりながらも、
急いでバスに乗ってきた。
バタッ。
ドアが閉まり、バスが走り出す。
「岡田くん…どうしたの?」
岡田くんとは席は隣だけど、
話したことはなかった。
「これ…。」
と、差し出してきたのは、
あたしがスクバに付けていた
クマのキーホルダーだった。
「あ、取れてた…これ、わざわざ届けに?
ありがとう!!」
岡田くん、優しい!
性格もいいって
どんだけイケメンなんだ。(笑)
「いや、全然大丈夫だから。
あ。」
あたしは、ん?と聞き返した。
「俺が乗るバス、方向正反対だ。」
岡田くんはやっべ、って顔をしてた。
それを見てつい、
「あはは、岡田くんっておもしろいね!」
笑ってしまった。
「いや、それ届けねぇとって、
必死でさ(笑)」
笑った。
笑った顔もやっぱりイケメン!!
次のバス停に着くと、
岡田くんは降り、帰って行った。


![[詩集] コイノカタチ.](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.836/img/book/genre13.png)