泥だらけの王子様






あたしの隣の席の岡田くんが
自己紹介をし終えると、
また女子がざわつき始めた。

ぶっちゃけ遠藤よりも騒いでた気がした。



そりゃ、そうだ。

顔は完璧ってくらい整いすぎてる。
いわゆる、イケメンってやつだ。



自己紹介が全員終わり、
入学式が始まるまでの10分間、
休み時間があった。


遠藤の方を見てみると、
イケメンの岡田くんと仲良くしてるみたい。



女子は全員で話してる。


「ねね、B組かなり当たりぢゃない?!」

クラスの子が言った。

「え、当たりって何が?」


「男子だよ、男子!!
 一見パッとしないけど、
 特にあの遠藤くんと岡田くん!
 イケメンすぎるでしょ!」


「確かに~♡
 岡田くんてかなりサッカーうまいんでしょ?」


「遠藤くん、あの馬鹿そうな所が、
 可愛い~!!」


女子の会話は、遠藤と岡田くんの話題で
持ちきりだった。

遠藤って女子に人気あるんだあ。
なんかモヤモヤしてしまった。




10分間の休憩が終わり、
入学式になった。

入学式といっても、
校長の長い話しか覚えてない。



入学式が終わったら、
各自下校だった。