「遠藤!」
思わず、笑顔で振り返ってしまった。
しかも半泣き状態で。
「お前、合格したのか…?」
無言でうなずく。
「俺も合格した!!」
それを聞いた瞬間、涙が一気に零れた。
「えんど――――――――――――!!!!
どうしよう、合格しちゃった!」
思わず大声で叫ぶ。
「うわ、泣くなよ、まじで!
俺も貰っちまうじゃんか!!(笑)」
遠藤を見ると、
ちょっと泣いてるようにも見えた。
春から3年間。
また遠藤と一緒な学校。
毎日会う事ができる。
それはなんて幸せな事なんだろう。
あたしはきっと、
あと3年間。
彼を好きでいる事になる。