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季節は進み、
公立入試1日前。
夏休み努力した結果が実を結び、
平均は80近くまで上がった。
遠藤も平均80まで上がっていた。
外を見れば、雪が少し降り、
積もってゆく。
3年は入試を控えているので、
午前中で下校。
「明日みんな頑張ろう!」
「まじ緊張してきたあ!!」
など、前日にもなると、
みんな緊張していた。
もちろんあたしもだった。
「佐藤。
明日、頑張ろうな。
絶対合格すっぞ!!!!」
ニカッと遠藤は笑った。
その笑顔が一番の
やる気の源なのかもしれない。
「当たり前でしょ!
合格しないと意味ないし!」
遠藤の背中をバシッと叩いて、
気合いを入れてやった。
「痛-し!!(笑)
じゃ、俺帰るわ!じゃ-な!」
遠藤は友達と帰っていった。
なんか一瞬緊張がほぐれた。
明日は御堂学院の入試。
絶対合格する。