由季はショートカットで、少しつった目が特徴的。
顔立ちが良くて、可愛いというより、
美人系。

ファッションは基本黒で、大人っぽい。


そして性格も大人っぽい。
サバサバしてて表裏がなく、
なんでもキッパリ言う性格。



「夏休み中一回も連絡くれないけど、
 忙しいの?」


「あ-、勉強ばっかしてるからさ(笑)」


「実桜が勉強?(笑)
 商業高校なら勉強しなくていいでしょ!」
 
由季は人目を気にせず爆笑する。


「あの-、話すと長くなるから、
 ちょっとコンビニ出ない?」


わかった、と由季はあっさり納得し、
あたしと由季はアイスを買って、
コンビニを出た。



さすがに外は暑かったから、
あたしの家に向かった。

2階の自分の部屋に入る。



「んで、話をどうぞ!」

由季にそう言われ、
最初から全て話した。



「もう、それ半分告白でしょ。」

話し終わると真顔で言われた。


「告白じゃないでしょ!」

「でも遠藤は絶対あんたの事好きだね。」

「なんでよ!」

「よくあるじゃない。
 
 『彼氏が海外に行かなきゃ行けない。
 遠恋だね…って空気になって、
 彼女が不安になる。
 そんな時に彼氏がお前も来てほしい!』
 
 ってシュチュエーションが!」


「それドラマだけでしょ!!
 しかもあたしたち恋人じゃないし!」