おとぎの国のお姫様


急いで着替えを済ませ、「母」のいる部屋へ向かう。

「おはようございます。お母様」

「1分遅刻よ。いつまで何をしているの?」

「すいませんでした」

感情をいれずに、ただただ頭を下げる。
全く、人を何だと思ってるんだか。

「今日は姿勢の練習よ。全く、あなたの姿勢は一体だれが指導したのかしら?みっともない」

はぁ、全く‥とつぶやきながら、私を睨みつける。

「私が独自に勉強しました。」

睨み返すように母の目をじっと見る。
何を聞かれても、こう答えることに決めている。
私のせいにしないと、みんなに迷惑をかけるから。

「この本を頭に乗せて、部屋を10周しなさい」

辞書やら何やら、ぐちゃぐちゃの分厚い本が私の前にドサドサと落とされる。
うわぁ…きたよ鉄板ネタ…
この人いつの時代の人…??