†蝶鬼鈴†



誰も…。
静乃ちゃんの話を聞いちゃいない。

「ああ。もしかして、聞いてあげなかったの。」


僕の冷たい姿視線を感じ、みんな下を向く。


「……あぁ。」

全く。
あの女に、まんまとのせられたね。

「俺。信じてあげられなかった。」

「平助……。お前だけじゃねえ。」


後で、じっくり紗枝ちゃんに話を聞かなきゃね。

不気味に笑う僕を見て、皆がゾッとしたのは。



言うまでもない……………。